UG ビジネスクラブを設立するにあたり、
一年以上にわたる幾多の審議会、ブロック会議をはじめとした準備委員会を通して
たどり着いたテーマは、
第一に、「我々自身を知り」
第二に、「豊かさを追求し」
第三に、「未来を見つめる」
ということでした。この三つの目的を実現するためにUG ビジネスクラブは誕生しました。
「UG」とはハングル音読みで「有志」(ユジ)のことを指し、
「 日本において永続的に経営し成長発展し続けていく意志のある在日同胞経済人たち」
という意味が託されています。
企業の大小にかかわらず、志を同じくする同胞経済人たちが肩を並べ自己研鑽を重ね、
“夢”を語り合い経験を共有し“恥”もかきあいながら、 革新の経営ビジネスを創造していく
熱いビジネスマインドが「UG」には込められています。
「UG ビジネスクラブは、
在日同胞経済人として、我々自身を知り、豊かさを追求し、未来を見つめること」
在日同胞経済人とは、国籍・信条は問わず、コリアンのルーツを持ち、 日本で企業経営を行って いる人を指します。企業形態としての法人・個人は問いません。
但し、永続的に企業経営し、企業を成長発展し続けていく意志のある人でなければなりません。
我々自身を知るとは、歴史、民族、在日、そして今の己を知ることを意味し、
これはまた在日コリアンとしての民族的アイデンティティーをもつことにもつながります。
豊かさを追求するとは、企業の成長発展を通じて、社会的認知を得ることを意味します。
社会的認知を得るとは、在日・地域・日本・国際社会において、「この企業がなければ困る」という存在になることを指します。
未来を見つめるとは、夢・ロマンを語り、 限りなくチャレンジする姿勢を持ち続けることを意味します。
UG ビジネスクラブの会運営の目的は、理念に基づき
第一に、「会員同胞企業の成長発展を促す」こと、
第二には、「会員企業が日本の経済界の中で確固たる地位を築くために役立つ」事を目的とします。
「拡大発展」とは、単に企業規模を指すものではありません。Going Concern、すなわち経営し続けることに経営の神髄があるという考えから、 企業経営の内容をいかに濃くするかという意味合いです。
「企業は人なり」と言いますが、その代表が経営トップであります。
従って、会員同胞企業の拡大発展を促すために、 経営者としての資質を高めるための場づくりを提供するということを意味します。
国際化を標榜する日本において、全ての産業・業界・地域で差別が無く、 オープンであるかというと、答えはNO です。
中には非常に閉鎖的な業界が存在するのも事実でしょう。
しかし、我々が日本で経済活動をし、その中で確固たる地位を築くことを目指すのは、 我々がこの日本で経営し続けていくためです。地位を築くには、認められ尊敬される存在でなければなりません。
会社にも、仕事を進めていく上での基本方針である社是があるように、 UG ビジネスクラブにも理念を具現するための行動指針があります。
第一に、会員企業の意識構造や行動内容などの実態を正確に、より深く把握すること、
第二に、理念についてより理解を深めるためブロック単位でディスカッションを行うことです。
会として、一人一人の会員企業について正確に知り、 会員はUG ビジネスクラブの理念をより理解する信頼関係に基づいて、 会員企業の発展、ひいてはUG ビジネスクラブの発展に寄与するものと考えます。