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科学は人の役に立ってこそ意味がある!信念の科学者-山海嘉之氏が生んだロボットスーツ「HAL」。未来の医療と産業に革命を起こす画期的な技術について山海嘉之氏をお招きしてお話を伺います。
イベント名 | 第26回定時総会記念講演 |
日時 | 2016年5月12日(木曜日)16:00~ |
会場 | 帝国テル東京 「菊の間」 |
地図・アクセス | 東京都千代田区内幸町1-1-1 03-3504-1111 JR有楽町 徒歩5分 URL http://www.imperialhotel.co.jp/j/ |
参加費 | [会員]無料 [会員企業社員]5,000円(講演のみ無料) [ビジター]10,000円(講演のみ5千円) |
山海嘉之(さんかいよしゆき)様
筑波大学大学院 教授
サイバニクス研究センター センター長
CYBERDYNE(株) 代表取締役社長・CEO
内閣府ImPACTプログラム プログラムマネージャー
【HP:筑波大学大学院 教授/サイバニクス研究センター センター長】
プロフィール
脳卒中や脊椎損傷などで歩くことが困難になった人々の願いはただ一つ。“再び自分の足で歩きたい”。その人たちに希望を与えているのが、“ロボットスーツ”による機能改善治療だ。「HAL」と呼ばれる装置を体に装着すると、なんと人の意思をセンサーで読み取って手足の動きを補助してくれる。繰り返し歩行トレーニングをすることによって、自分の足で再び歩けるようになった人もいるのだ。世界初のロボット治療機器として、医療機器CEマーキング認証の取得し、HALを使用した機能改善治療は、現在ドイツで公的労災保険が適用されているほか、日本でも医療機器としての薬事承認済みで2016年4月からは医療保険が適用されることとなった。これを開発・製造したのが、筑波大学大学院教授にして、ロボットベンチャー・サイバーダインのCEOを務める山海嘉之氏だ。山海は言う。「科学は人の役に立ってこそ意味がある。人のため社会のためにテクノロジーは使われるべきだ」と。山海は人の役に立つロボットを作るため、工学だけでなく、脳科学や神経学、さらには心理学など、様々な学術を合わせて、人の意思通りに動くロボットスーツを作り上げたのだ。さらに2014年3月には東証マザーズに上場。その資金で、小型でどこでも使える新型HALや、介護する人の作業を楽にする介護支援用のHALなど、さらに人々の役に立つ開発を進めている。終わりなき信念の科学者の挑戦を追う。
1958年 岡山県生まれ。
1987年 筑波大学大学院工学研究科博士課程修了
1991年 ロボットスーツHALの基礎研究を開始
2004年 大学発ベンチャーとしてサイバーダインを設立
5月12日帝国ホテル東京にてUGビジネスクラブ第26回定時総会を開催し、会員42名、会員企業社員、ビジターなど47名、合計89名が参加されました。 2015年度事業報告と決算報告、2016年度所信表明と予算が承認されました。
記念講演は、サイバーダイン株式会社CEOであり、サイバニクス研修センター長でいらっしゃいます山海嘉之氏より「サイバーダインが切り拓く未来」という演題で講演していただきました。「科学少年」だった山海先生が、患者や働く人の悩みを解消していく「ワクワク感」を達成していく過程について、とてもわかりやすく話していただきました。 90分間の講演があっという間に過ぎてしまった印象を受け、聴講する人の目が輝いていました。※山海先生談