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2012年12月の政権交代以来、日本経済について世界が注目するキーワードは「アベノミクス」です。
現日本政権が推進する金融政策、財政政策、成長戦略の「3本の矢」戦略が経済史的な視点からどのように分析され、今後日本経済はどのような方向に向かおうとしているのかについて、経済学史のスペシャリスト若田部昌澄氏(早稲田大学政治経済学術院教授)よりお話を伺います。
イベント名 | 第23回定時総会記念講演 |
日時 | 2013年5月8日(水曜日)16:00~ |
会場 | 帝国ホテル東京 |
地図・アクセス | 東京都千代田区内幸町1-1-1 03-3504-1111 JR有楽町駅より5分、東京メトロ日比谷駅13番出口より1分 https://www.imperialhotel.co.jp/j/tokyo/access_map/direction.html |
懇親会会場 | 同上 |
参加費 | 会員 無料 会員企業社員 講演無料 懇親会5,000円 ビジター 10,000円 二次会(メ―ヘレン) 10,000円 |
若田部昌澄様
[プロフィール]
早稲田大学政治経済学術院教授
かつても今も本業は過去の経済学、経済学者の研究である。しかし、過去の経済学者たちが当時の経済問題といかに格闘したかを通じて現在の経済問題への処方箋を探った『経済学者たちの闘い』(東洋経済新報社、2003年:増補版、2013年)を執筆したあたりから、自身の現実問題への発言が増えた。 ことに、1990年代後半からのデフレを問題として、デフレからの脱却を唱えて正常な経済へと復帰するリフレーション政策の論陣を張ることとなった。 このこともあって、メディアでは「リフレ派の代表的論客」という紹介をされることがある。
リフレ政策を提唱する同志として、安倍政権の内閣官房参与浜田宏一先生(イェール大学名誉教授)、新日銀副総裁岩田規久男氏とは長く親交がある。 浜田先生との共著に『経済政策形成の研究』(ナカニシヤ出版、2007年)、『伝説の教授に学べ!』(東洋経済新報社、2010年)がある。岩田先生との共著に『まずデフレをとめよ』(日本経済新聞社、2003年:緊急改訂版、2013年)、 『昭和恐慌の研究』(東洋経済新報社、2004年)、『リフレで日本経済は復活する』(中央経済社、2013年)がある。 なお、『昭和恐慌の研究』でもっとも優れた経済書・経営書におくられる第47回日経・経済図書文化賞を、『危機の経済政策』(日本評論社、2009年)で第31回石橋湛山賞を受賞している。 近年では、日本経済新聞「経済教室エコノミクス・トレンド」、月刊誌『Voice』への定期寄稿をはじめ、NHKテレビ「日曜討論」、BSフジ「プライムニュース」、テレビ東京「モーニングサテライト」などに出演している。
5月8日14時30分より帝国ホテル・東京にてUGビジネスクラブ第23回定時総会・記念講演を開催しました。
2009年5月にUGビジネスクラブ第6代会長として就任され4年間会長職を全うされた会長が任期満了のため退任し、新しく許政安氏がUGビジネスクラブ7代会長に選出されました。許新会長は「UGビジネスクラブを自慢できる会にしたい」と抱負を述べられました。
記念講演は若田部昌澄氏(早稲田大学政治経済学術院教授)より「アベノミクスのチャンスとリスク」という演題で話していただきました。今の日本経済のキーワードとなっていますアベノミクスの「3本の矢」政策について概要と展望、現実に起きている諸現象、そしてリスクについても丁寧に話していただきました。