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今回で12回目を向かえる「UGトップセミナー」。
UGの年間イベントの中で一番集中して経営の勉強をする場となります。
今回はUG名誉会員であります和田一廣先生(株式会社和田マネイジメント代表取締役)にコーディネートをお願いし4名の講師陣を揃えました。
経営の原理原則、理念型経営の真髄について勉強し、「夢」の共有を図りましょう。
イベント名 | 第12回トップのための経営セミナー |
日時 | 2007年22日(木曜日)13:00~23日(金曜日)12:00 |
会場 | 熱海後楽園ホテル |
地図・アクセス | 静岡県熱海市和田浜南町10-1 URL http://www.atamikorakuen.co.jp/access/ |
参加費 | 70,000円(セミナー、宿泊、懇親会、懇談会、朝食込み) |
和田一廣様
株式会社和田マネイジメント 代表取締役
プロフィール
1947年、山梨県生まれ。
大学卒業後、株式会社船井総合研究所、船井幸雄会長との出逢いがあり、創業より20年間、船井会長の片腕として活躍(東京事務所長、取締役社長室長、常務取締役を歴任)。
1990年、船井キャピタル(ベンチャーキャピタル)を設立、代表取締役就任。同時に株式会社和田マネイジメントを設立、現在に至る。UGビジネスクラブ名誉会員。
新規事業、ニュービジネス開発のコンサルティング 「中小企業のお役立ち」をライフワークに企業経営のあり方を提言、幅広い視野からのコンサルティングで多くの経営者からの絶大なる支持を得る。また、経営者の交流、勉強の場として「新経営者交流会」を主宰する。
【主な著書】
越智直正氏
タビオ株式会社 代表取締役
「靴下業界の改革者」と呼ばれ、自らを「靴下の生まれ変り」と称する経営者。
靴下の企画・製造・卸・小売。
いわゆる靴下のSPA(製造小売業)型企業として注目されている。
大阪証券取引所第2部上場。靴下屋になることを自分の天命とし、お客様にとって優しく快適な靴下づくりと全国販売展開をしている。
プロフィール
1939年愛媛県周桑郡周布村(現・西条市)生まれ。
15歳の時大阪のキング靴下鈴鹿商店に丁稚奉公に入る。13年間働き続け、靴下屋になることが自分の天命だと思うようになる。
「お客様の足を優しく包み込む快適な靴下を造りたい」と、28歳の時に独立。書籍の短冊に在庫管理のヒントを得、「商品管理カード」を靴下に採用。その後、コンピュータを導入し、手間をかけずに売れ筋商品を即座に店頭に補充するクイックレスポンスの仕組みを構築。店頭の販売情報とメーカーの生産部門とを直結した「サプライチェーン・マネジメント(SCM)」を実践した。
1984年、駅ビルやファッションビル商店街などに出店する「靴下屋」を、主にFC(フランチャイズ)方式で展開。現在では、百貨店向けの「ショセット」という新しいブランドとの2つのブランドで全国に店舗を拡大し、2002年にはイギリスのロンドンに「タビオ」1号店を開店。靴下の製造・卸・小売りで業界トップの座に就く。自身は、「靴下はもはや単なる靴下以上のもの、とてもじゃないけど履けない」と普段はもっぱら裸足にサンダル。
松野宗純氏
元エッソ石油副社長 東堂
国際メジャー企業であるエッソの日本法人副社長まで歴任しながら、独自の人生観により、禅宗に得度する。今は東堂となり、講演、ボランティア活動をされている。
独特のユーモアある話しを自らの仕事観と宗教観を交えてされる。
プロフィール
国際メジャー企業であるエッソの日本法人副社長まで歴任しながら、独自の人生観により、禅宗に得度する。今は東堂となり、講演、ボランティア活動をされている。
独特のユーモアある話しを自らの仕事観と宗教観を交えてされる。
吉田茂氏
株式会社イビサ 取締役会長
革職人、カバン職人からの独特の発想から、バッグの企画・製造・卸・販売・アフターケアの独自の流通システムを創り上げる。
経営理念「お客様第一主義」を掲げ、お客様との永いおつきあいを一貫して実施している。そのために「イビサファンふれあいパーティー」や「工場見学ツアー」を実践し、お客様とのコミュニケーションを徹底している。 1998年、日本経営品質賞を受賞。
プロフィール
1933年、岐阜県賀茂郡生まれ、岐阜県立多治見高校卒
1965年、東京鶯谷に皮革専門問屋・有限会社吉田商事を設立
1968年、スペイン・イビサ島で思描いていた皮革製品と出会い「イビザブランド」バッグ作りを決意
1974年、南青山にアトリエ開設、バッグ作りの情熱を直に伝える講演会開催
1980年、「イビザマガジン」創刊
1998年、日本経営品質賞を受賞、「お客様が第一」「母から子へと継がれるバッグづくり」「修理の永久保証」を貫く姿勢が高く評価された
現在、株式会社イビザ取締役会長。紺綬褒章 受章
【講演のポイント】
第12回トップのための経営セミナーが熱海後楽園ホテルで13名参加のもと行われました。
今トップセミナーのテーマは「理念経営」とし、和田一廣氏(和田ネイジメン ト株式会社代表取締役、UG名誉会員)にコーディネート役を務めていただきました。
トップセミナーは和田一廣氏と他3名の講師による講演を聴く形式で行いました。
第一講演は、和田一廣氏が「会社はトップの『生き様』『価値観(経営観)』に よって成否が決まる」?アドマイヤード&ビューティフルカンパニーづくり?という題目で話されました。
和田先生は、会社の目的は永続すること、そのために トップは理念を社員に語り続けシェアリングすることが重要だと述べました。
第二講演は、越智直正氏(タビオ株式会社代表取締役)が「私の経営哲学?タビ オ(靴下屋)成長の秘密?」という題目で話されました。
越智社長は、商売はそんなに難しいものでっか?わしはアホやから難しいことようせん、経営者は生き 様が大事、社員はそれを見てる、こういう風にしたいと思い続けると思うように 実現するもんや、と理念経営の大切さを話されました。
第三講演は、松野宗純氏(元エッソ副社長、東堂)が「経営者の心のあり方?経 営も人生も三宝印、宇宙普遍の原則がある?」という題目で話されました。
松野先生は、不変のものは無いという法則が不変であり物事は常に変化する、過去の 成功にとらわれると時流の変化に対応できないので生き残れない、と経営者の姿勢について話されました。
第四講演は、吉田茂氏(株式会社イビサ取締役会長)が「お客様第一主義に徹するイビサの経営?お客様とのコミュニケーションこそ存続の源?」という題目で話されました。
吉田会長は、従来の流通システムに頼らない独自の販売網と素材 選びから「永久保存」制度、工場見学などブランドづくりの様々な手段をとおし てお客様の信頼を得た道のりについて話されました。
2日間の講演を通し参加者からは、もう一度企業の方向性を考えてリストラも含 め永続する方法を模索している、社員を大切にすることを改めて認識した、自分 が目指した「理念経営」が間違っていなかったことを確信した、などの感想が聞かれました。
夜は熱海の夜景を望みながら、楽しく杯を交わし親交を深めました。
イベントの様子